FXは非常に稼げる副業として長年人気ですが、それだけに気を付けておくべき点があります。
もっとも気を付けたいのは「詐欺」です。
役に立たない自動売買ツールを売りつけるなどの行為が見られています。どうすれば回避できるのかなどについて、まとめていきましょう。
FX自動売買ツールにまつわる詐欺
「FXで詐欺に遭って返金をしたい」と、消費者センターや弁護士に相談する人は昨今少なくありません。
それでは、FX自体が詐欺ばかりなのかというとそうではありません。実際に稼いでいる人がいて、大きく稼げる可能性を持っているからこそ、詐欺師がFXを題材にして消費者をカモにする訳です。それでは具体的にどのような詐欺があるかと言うと、典型的なのは自動売買ツールです。
高度な売買プログラムを搭載したツールに自動売買させることで、楽にFXで儲けを出すというものです。
ツールは非常に高額であることが多く、「それだけ高いなら、すごいプログラムなのでは?」と消費者は考えます。しかし実際にはそうとは限らず、むしろ詐欺師であるからこそ強気に高額な値段設定にしている訳です。FX初心者の人には中々、善悪の判別が付きにくいものです。
SNSで見られるFXの勧誘
TwitterやLINEをやっている方であれば、全く知らない人から連絡が来た経験もあるのではないでしょうか。単純にコニュニケーションを取ろうとした人だったり、何かの営業だったりします。
自動売買を持ち掛ける事例もあり、これらは非常に由々しき事態です。相手の見た目はお金持ちのようなアイコンなどを使う例が見られますが、実際にその人自身とは限りません。お金持ちっぽい別人の写真を使っているだけという場合もあります。
ただ、自動売買自体が決してまがい物とか、詐欺師が作っているもの、とは限りません。業界ではFXの自動売買ツールに批判的な声もあります。
ただそれは、批判している人自身が自己裁量トレード(自分の手で売買する)を教えている人だったりしますから、それは個人的な利益の問題ということです。自動売買ツールを販売している会社には、金融庁にしっかり登録している所もあります。つまり国が認めているということなので、そもそも「自動売買=すべて悪」という方程式は成り立ちません。
まとめ
LINEやツイッターで騙され、返金したいと相談する投稿もしばしば見られます。
しかし、そういったSNSで活動しているFX販売会社が全て詐欺ということではなく、これらのSNSは極めてスタンダードな存在なので、だれが使っていても不思議ではないのです。
基本的にFXで稼ぎたいと考えているのなら、まずは簡単にでもFXとはどういうものなのか、という点を知り、客観的に考えるクセをつけておくといいでしょう。そうすれば破滅的な失敗は回避できます。